鋼管や電柱等の中空部に施工して、鉄筋コンクリート同等の耐力を発揮するものです。
概 要
既存の鋼管や電柱等の修繕において、鋼管の場合は「鋼板あて板補強工法」で、電柱等のコンクリートポールの場合は「補強鉄筋コンクリート工法」で対応していました。これらの現場向けに「 FRC袋材」 が開発されました。鋼管や電柱の中空部にFRCを挿入して耐力を回復する材料で、中空部を有する構造物の、ほぼ全ての修復を可能とします。また、新世代の高密度ポリエチレン繊維が使われ、施工時の耐屈曲性・耐摩耗性に優れ、無劣化・高強度・高弾性・絶縁性で厳しい環境でも十分な強度と耐久性を発揮する材料です。
どんな技術? | FRCを腐食した鋼管や電柱の中空部に施工して補強する工法。 |
従来は? | 鋼板あて板補強工法だと、内部の隠蔽部からの再腐食が止まらない問題があります。また、電柱では鉄筋腐食や遅れ破壊が発生することから、より安全性が高く省施工性に優れた資材が求められます。 |
適用先? | 〇道路付属物の補修では、防護柵「ガードレール・高らん」と照明ポール等の補強 〇鋼管杭では「橋脚のパイルベント」補強 〇コンクリートポールでは「テーパー電柱、鉄道電柱」の補強 その他、鋼管が地中や水中に存置する場合や水平や斜めに存置する場合でも適用が可能です。 |
製品詳細・カタログ
詳細:
・FRC防護柵
・FRC高欄
・FRC照明ポール
・FRC電柱
・FRCパイルベント杭 試験中